にんにくの美味しさの秘密
1. 土
にんにくは、9月中旬に植え付け、翌年の6月上旬頃に収穫と、
土の中で過ごす時間が長く、1年に1度しか収穫できません!!
その為、とにかくよく肥えた土を作るところからこだわりました。
鹿児島県は桜島や霧島連山といった活火山県で、桜島が噴火すると風向きによっては鹿児島県本土へも火山灰が降ってきます。日常生活と密接している火山灰は、水はけが良く天然のミネラルを多く含んでいます。
ミネラルには甘みや旨みを凝縮してくれる作用があり、その自然の恵みのミネラルをたっぷり吸収したにんにくは栄養価も高く体が喜ぶお野菜です!!
水はけのよい土を好むにんにくは、火山灰との相性も良く、更に薫農園の畑では最高のにんにくを生産する為に土壌診療を行い、畑の状況を分析しそれを踏まえ専門指導員の指導の下
自社オリジナルで配合した完熟たい肥をブレンドさせより良い栽培環境作りに努めています!!
2. 水
鹿児島県は、平成の日本名水100に甲突池、唐船峡京田湧水、普現堂湧水源、ジョキョヌホーの4カ所も選定されています。県全般が豊富な水資源み恵まれ、霧島や指宿と温泉処でも良く知られています。
薫農園では、霧島地区の畑は万善川の水を使用し散水しています。又、谷山地区は慈眼寺の山水をタンクで汲み上げに行き畑に持ち帰り散水しています。
BOD水質調査では、0.5mg/L以下と鮎も住める綺麗な川であると認められている水です。
3. 気温
鹿児島県のにんにくは、温暖地方ならではのお日様の光をサンサンと浴びて育ったにんにくです。南国のイメージのある鹿児島ですが、実は冬場は毎年積雪も観測され、氷点下0度を下回る日もあるのです。にんにくの生育は約8ヵ月かかり、苗を植えてから暖かく日照時間の長い日と、冬場の冷え込みをジッと土の中で過ごし梅雨に入る前に収穫します。寒中で過ごすことで、にんにくがグッと栄養分をため込み暖かい春を迎え一気に葉が伸び、かぶが大きくなりなりだします。この寒暖差は、にんにくにとってとても良い環境です。
(2021年2月記録的な積雪 霧島にんにく工場にて雪だるま作りました)
4. HACCP認証施設
【衛生管理で、安心、安全を明確に!作る責任を持つ!】
2021年6月から義務化された衛生管理HACCPへの取組。
我々は「jfs-b」認証施設で日々の製造業務に取り組んでいます。
全ての製造物は、第三者機関にて食品細菌検査、カロリー検査、成分分析、水分活性、ph,
真菌数等を依頼をし根拠あるデーターをもとにシステム化し、製造物の管理をしています。
【自社薫の黒にんにく微生物試験検査成績の例】
食第E02186号 平成27年11月13日
東京食品技術研究所
厚生労働大臣登録検査機関
ISO 9001認証取得
検査項目 |
検査結果 |
検査方法 |
大腸菌 |
陰性 |
EC培地発酵管法 |
黄色ブドウ球菌 |
陰性 |
卵黄加マンニット食塩培地培養法 |
サルモネラ |
陰性 |
増菌培養法 |
5.食育
薫農園は鹿児島市と霧島市と広範囲にわたりにんにくやその他季節野菜の生産をしています。近隣の農業仲間とネットワークを常に組んで、情報交換をしたり親睦を深め一緒に鹿児島の美味しい野菜を皆様にお届け出来る様地域で一体となって生産しています。
薫農園は、生産者の顔が分かる商品として
責任を持って生産販売し、お客様へお届けしています。
又、子供達への食育にも力を入れ、食への興味関心、栄養の大切さを農業を通して楽しく学び感性を豊かに育てることにも努めています。自分で育て収穫した物を食べ、小さいうちから素材の美味しさを知っていることは、未来の子供達の大きな財産になります。
桜島の噴火